HakuTouGin

年來自分が考へた叉自分が多少實行し來りたる處世の方針は何處へ行つた。前後を切斷せよ、妄りに過去に執着する勿れ、徒らに將來に望を屬する勿れ、滿身の力を込めて現在に働けというのが乃公の主義なのである。                      「倫敦消息

2009/03/31

よくある方法

なんですが.宣言をします.えびなみどりのミステリー作家宣言のように.

来年の三月までに博論を書いてしまいます.

ですので,冬までにはドラフトの大半がおわり,ということになります.

なかば公的に宣言をしてしまうことによってプレッシャーをかけようというわけです.

あともう一つの理由は,出来るような気がするからです.

怠惰な僕には石を投げてください.

2009/03/27

日記

「併合」も分解していくのか!今日のインパクト.非常に面白い論文を読んだ.

神経生理学的にはあたりまえな意見なのかもしれない.併合といった操作はややこしい(だろうと思う,そこらへんの計算機科学的単位はよくしらない).ので,たんなる集合の和をつくる操作をconcatenate,そしてそれで組み合わされたものを構造的にするlabelという操作,二つとする,らしい.もちろんただの集合では構造がないのでlabelがいる.邦訳はどうするのだろう.

2009/03/25

ところで

なぜこんなにぼやくかというと,博論プロポーザルの口頭試問を早くしたいのだが,僕の委員の一人が二週間前に原稿を渡しているのに返事をくれなくて少しいらいらしているというのがある.メインともう一人の指導教官はもう丸をだしているので,あと一人の返事待ちでスケジュールをたてられるのに,なんの連絡もない.

こちらはもう何月に何章を提出するのかの企画まで出しているのに,なしのつぶてとはいかなことか.生徒のやる気をそぐのはいくない.

もうプロポーザルなんて投げ捨てて,今は本文を書き出した.六月のAPA締め切りまでには別ネタで論文を書きたいのだ.もはやプロポーザルがすべて間違っているのような気がする.しかし思うに本当に大分が間違っているようなので,どうしようもない.

まあ理性的に考えて,キャンディデイトに今なろうが来月なろうが,本質的にも外在的にもなんら差異はないので,おとなしくするべきであり,そして,こんなことを書き散らす暇があるのならもっと博論本文をすすめるべきである.

今日は2ページかいた.

とある物理の

ひとからこちらのMIT物理のブログを教えてもらいました.

匿名ですねーなので詳細はかけなさそう.このブログの内容だけだとからは専門外からはよくわからない.でもすごい賢いらしい.

とりあえず僕より一個下くらいで,もういろいろ結果もでてるらしい.

だいたい灯台とかに簡単にしゅっと入れる人が信じられない.僕はもう中学生くらいのとき,近所の塾にいっているときに,自分は賢くないのではないか,というrevelationがあり,その恐れは次第に確信に変わる.

小さいときは大学くらいどこでもいけるのではないかと思っていたが,いかんせん頭が悪い.高校受験で,案の定,奈良の進学校には不合格だった.高校のときも成績はのびず.灯台とかうけようともしなかった.さらに,大学に入ってからは何もできていない.

印紙では,僕はもちろんMITから不合格をくらった.門前払いである.あのサンプルペーパーを見返す勇気もないが.やってることは同じであるが,ひどい質で,頭が悪いとしか言いようがない.

そして今もいわずもがなである.

ああ湯川は,と繰り返すしかない.とにかく泥臭くいくしかないのか.

こういう人のブログをみてなんとか動機づけしていくばかりである.

あとはまあ哲学者は才能がものをいわない,と慰めるのみか?それも疑わしいが.

ますますこのブログがぼやきとなっていくだけである.

だいたいやね.

2009/03/23

点取り占い

「そこで、せっかく組んだ貴重な合コンを、より確実に「恋の入り口」へと結びつけるべく、これまでに400戦以上の合コンをこなしたという“合コンの達人”、桜井涼氏のアドバイスをもとに、セッティングを実践。 」mixiコラム

2点.
ちょっと最後韻踏んでるのもだめ.

2009/03/19

ケネディ・スタンリー

は「アベレージについて」をmindに載せるつもりであることを知る.というか載るらしい.

saltとかで出してるし,もっと言語学バージョンは言語学の雑誌に出すんだろうが,このバージョンも相当式を使っている.mindはなんでもありなんだろうが,これだけテクニカルにする必要はあるのか?という思いはなくもない.一読して詳細が分かる哲学者が何人いるのか.ところで僕はもちろん(?)この論文のメイン主張に反対しています.というかデイヴィドソンの扱いが雑だろうと,日本の泰然読者は思うだろうと予測する.

mindではコリンズの統語論more or lessが記憶に新しい.どんどん言語学の必要性が認識されてきたのならそれは非常によいことである.

ところで泰然は,振り返ってみると(まだ振り返るには早いが),功罪ともにあるような気がしてきた.功が上回るからいいのかもしれないが.
例えば4だが,ラーソンシーガルの教科書は「変だ」という認識はもっと広めてもいいと思う.あれが出版されたときの受容のされ方を聞いたがおもしろい.
デイヴィドソンにこだわる理由を僕は共有しないが,するしないにかかわらず,あの教科書はデイヴィドソンのプログラムを本当に踏襲しているのか.

2009/03/18

点取り占い

「私の同僚は,デリダの本をランダムに開き,適当に文を抜き出して,紙に写すと,その文の上か下に,肯定否定を入れ替えた文か,あるいは言葉を反対の意味の単語や語句で入れ替えた文を書く.そしてデリダ好き達に,どっちがオリジナルでどっちが偽物かたずねる.すると,普通,どっちがどっちか,偶然の確率以上にはわからなかった.ということは,デリダの本の内容というのは,洗練された雑音の一種ということとなる.」
意訳ここより

90点.
ここはいじわる,続きはフェア.ぜひ続きも読んでいただきたい.

2009/03/17

点取り占い

「人生はその時どう動くかで決まる」(Mixi コミュ)

3点.

しばらく見ていると意味のゲシュタルト崩壊がおきそうになる.内容のうつろさはおくとして,格をどうとるか,「決まる」は自動詞かなどはおもしろいが,やはりここは「その」の解釈であろう.

一つ思いつくのは,Kingの言うところのthatの量化的用法が「その」にはある,ということである.むしろ,kingの量化的用法が「あの」にはない,「その」にあってもおかしくない.僕の感覚ではこの文は多分Genericだと思うが,そこを無視して全称量化とすると,

for every x such that x is 人生,there is some y, such that y is a time, x 決まる depending on how ?? behaves at y

うーんヌル主語の意味論ってどうしたらいいんだろう.

2009/03/09

ものすごく

リバーズ・エッジが読みたくなる.そういう時がくるのだ.そして,手元にもちろんリバーズ・エッジはない.

今はリバーズ・エッジにも住んでいない.僕はリバーズ・エッジに住んでいたのだ.橋があって,橋をわたれば隣町で,平和堂やボーリング場があった.

駅があり,電車が走り.牛丼やとコンビニと漫画喫茶とカラオケがある.郊外.別に発展も過疎もしない.チャリで走り,田んぼを尻目に蔦谷に行けばよいのである.そういうところに人は住むべきでなのである.

貧困線をかすりながら生活をして,貯金と税金と年金と保険におびえて僕は何をしているのか.

ああ,湯川は.と僕だっていうさ.

耳にたこ


とあるブログ様から.
こういうのは勝手な転載にあたるのであろうか.ネット上の規約がよくわからない.怒られたら平謝りするしかない.

2009/03/08

オードリー

の春日の一人称は「春日」であることを知る(賢明な当ブログの読者はご存知であろうが).

ところで,「xxの一人称は「yy」である」.という日本語で自然な表現はおかしい気がしなくもない.というのも英語の一人称は一人称代名詞しかない(と思う)からである.

日本語の場合,一人称代名詞は「私」であろうが,一人称の表現はほぼ生産的であるような気がする.すなわち,それら一人称表現が代名詞のクラスに含まれるようには思われないのである.「僕」「自分」などはかろうじて?代名詞と呼べるかもしれないが,ぴんとこない.格変化もしないし,パラダイム的なものがない.

なんであって一人称となる.ご存知,われらが「乃公」をはじめ,そうした表現は無数にある.「先生」なども一人称として用いられる.当然固有名と呼ばれる「太郎」なども一人称として用いることができる.

「自分」,エビデンシャル系,モンスターは非常におもしろいトピックとなりうる.が,別に俺がそれをすることは当面ない.

2009/03/06

点取り占い

「茂木健一郎」

0点.

working time

これはなかなかおもしろい.日本人平均1820時間ほどはたらき,チェコ人の次だ.韓国の人は死ぬほど働いている.

まあ学生とこれとは違うが,われわれはしかし2000時間の勉強はは最低ラインではなかろうか.一日八時間で計算しても2920時間は時間がとれる.
年に365日,一日一ページで365ページなので,博論が年に一本かける計算となる.

ところで世間には「とらぬ狸の..ry

2009/03/02

点取り占い

「真実はひとつである。しかし、曖昧なことも多い。解釈次第で世の中どうにでも変化する。」 『徹底抗戦』堀江貴文

0点.
どっちやねん.

ヴィトゲンシュタイン家

新しい本.買おうかなあ.レビューはここで.

モンクの日本語訳は読んだと思うが久しぶりにヴィトゲンシュタイン.やはりのはやりの人気.デクーニングとオッペンハイマーの伝記をもうすでに買ってあって,夏休みの読書リストに入っている.去年はタルスキ.

そうこうしているうちにもうすぐ候補生になる.だからどうしたという,苛立ちがつのる.

経済学者が二人くらいいたので聞くと,どうもこの不景気は世界恐慌よりもひどいらしい.もちろんわれわれ誰しもがが生まれてから最悪らしい.日本もこれからもっとひどくなるのではないのだろうか.苛立ちがつのる.