HakuTouGin

年來自分が考へた叉自分が多少實行し來りたる處世の方針は何處へ行つた。前後を切斷せよ、妄りに過去に執着する勿れ、徒らに將來に望を屬する勿れ、滿身の力を込めて現在に働けというのが乃公の主義なのである。                      「倫敦消息

2007/04/04

因果性

についての特別授業.ふだんの生物学の哲学ゼミを差し替えて.というのももうすぐプチ学会があるので.といってやはりむつかしい.ラッセルの1913年の論文1918_Mysticism_and_...に載っているらしい.から始まる因果性って物理学にいらんのじゃない,というのがホットらしい(どこで?).統計物理を駆使したミクロレベルでの因果性の還元をごりごりやっている人たちがいるらしい.しかし講師は,「もう何年もほんとにそれがうまくいくのか追うだけでつかってしまったかもしらん..」と批判的.曰く,非対称的な概念は物理で必須とのこと.

プチ学会の顔ぶれをみると,しかし,物理と生物の哲学両方やっているひとはたった一人という結果.なかなか専門化が激しい.物理の哲学は非常におもしろそうだが,統語論や認知科学をやるだけでもう人生は終わる気がする.そろそろ博論のためのリーディングを始める計画.来年一年でプロポーザルを書きたい.しかしアドバイザーはボストンへ...言語学科にいりびたりそうだ.