HakuTouGin

年來自分が考へた叉自分が多少實行し來りたる處世の方針は何處へ行つた。前後を切斷せよ、妄りに過去に執着する勿れ、徒らに將來に望を屬する勿れ、滿身の力を込めて現在に働けというのが乃公の主義なのである。                      「倫敦消息

2006/05/09

映画

Alexander, Oliver Stone, 2004.
これはやべえ.素直にすごくつまらない.全く何がしたいのか分からない映画だなあ.興行成績も絶対悪いに違いないと思ったら,収支ぎりとんとんくらいなのかな.なるほどさすがラズベリー賞は沢山受賞したのか.

なんでアレキサンダー?誰が共感できるんだろうか.負傷してる人が沢山いてそれを深く嘆くアレキサンダーみたいなシーンの次には特に理由もなくひたすら移動して大領殺戮現地人かわいそうで,「遠くへ行きたい.グローリーだ」みたいなことを泣き叫ばれてもなんかもうどうしたらいいか.

せめてわくわくして面白い映画にすればいいのに前々エンターテインしてくれない.どうせ服装とか考証はぐちゃぐちゃに違いないのに,なんでこんなに面白くない映画をわざわざ作るのか.戦闘シーンもなんでペルシャ王が潰走したのか分からない.作戦成功だ,やったね!みたいなすっきり感も無く.せっかくの象も指輪物語でもう飽きてた.象 vs.馬とかどうしようかと思ったし.
これはエンターテインメントではない映画なのか?やおい映画なのか?いやそんなわけはない.それか御法度みたいな感じ?いや違う.まじめにブロークバックマウンテンというわけでもない.不思議だ.あんじょりーなじょりーの変な英語も意味不明.なんであんな喋り方?