HakuTouGin

年來自分が考へた叉自分が多少實行し來りたる處世の方針は何處へ行つた。前後を切斷せよ、妄りに過去に執着する勿れ、徒らに將來に望を屬する勿れ、滿身の力を込めて現在に働けというのが乃公の主義なのである。                      「倫敦消息

2004/01/29

森本浩一「第三部第4章 隠喩と虚構」『言語哲学を学ぶ人のために』勁草書房.

虚構論やりたいな.でも,言語哲学にせよ何にせよ,形式意味論パズル解きとかじゃない限り,概念分析だけに頼って議論を進めるのはもう駄目だろうな.俺はそんな蹉跌は踏まないでおこう.掛け値抜きに概念とは何かとかについてある程度まとまった理論をもってないと,袋小路だよな.

そういう点で,昨日言っていたFurnishing the mind. はやっぱおもろそうだ.こういう仕事はいうて米国でも少数派なんだろうか.

このPrinzの議論の元ネタ的なものは,Larry Barsalouという心理学者らしい.曰く,思考は知覚のシミュレーションである.とかとか.

てかやっぱやってんじゃん.バーサローでググると心理学関係の隠喩論ぼろぼろと出てくるよ,いっぱい実験してるみたいだし.はあ,とりあえず統計か数学やっとくかなあ.