HakuTouGin

年來自分が考へた叉自分が多少實行し來りたる處世の方針は何處へ行つた。前後を切斷せよ、妄りに過去に執着する勿れ、徒らに將來に望を屬する勿れ、滿身の力を込めて現在に働けというのが乃公の主義なのである。                      「倫敦消息

2004/01/27

2限テスト,3限ラテン語テスト.2限はまあ順当に出来たが,ラテン語は三問中二問が未出でまいった.やまかんでやるしかない.

電車での暇つぶしに印刷して帰る.これは書評誌なのやろう.

Philosophical Books, vol. 45, Jan. 2004.

心の哲学系の書評を読んでみる.
Morton, A., 2002. The importance of being understood: Folk psychology and ethics, Routledge.
この本はあんまおもんなさそうだなあ.欲求と信念の分析ばっかりじゃあ駄目ってことと,素朴心理学をツールとしてみよう,だって.ああそうだね,ってかんじ.

Prinz, J., 2002. Furnishing the mind: Concepts and their perceptual basis, MIT Press.
こいつは激しくおもしろそうだな.

Rowlands, M., 2002. The Nature of Consciousness, Cambridge.
一種の非還元主義のよう.還元主義(Chalmers)も神秘主義(McGinn)も批判するらしい.やっぱconsciousness関係の議論はやたらややこしい割りには,実りが少なそうや.