HakuTouGin

年來自分が考へた叉自分が多少實行し來りたる處世の方針は何處へ行つた。前後を切斷せよ、妄りに過去に執着する勿れ、徒らに將來に望を屬する勿れ、滿身の力を込めて現在に働けというのが乃公の主義なのである。                      「倫敦消息

2009/04/06

今週の

金曜日はアメリカ鉄学会太平洋でっかいよう支部の大会である.バンクーバーらしくて遠いが,先輩はもとより,同期が一人そこで発表する.なぜ俺はしないのかと.

何も出さなかったのはうかつだったと思う.特に何も手元になかった,というのも痛いが.期末ペーパーを締め切りまでにきっちり仕上げるために,たいして興味もないテーマを適当にでっちあげる癖がよくなかったのかもしれない.興味がないから例えpublishableでもわざわざそのしょうもないクオリティーで,どこかへとりあえずねじこんでみよう,というやる気も起きない.

東部大会の結果発表は五月六月らしい.まったく予想もつかない.落ちていても仕方ない.でも落ちていたらへこむと思う.六月は中部大会への締め切りなので,何か考えて出したい.

明日は論理学の試験監督だ.論理学のTAは死ぬほど楽だと思う.TA授業の準備もほぼしなくていい.基本アドリブで問題を解くだけ.これで同じ給料とか信じられない.

そら人気で,皆がTAをしたがるわけだ.もうまわってこないだろうなあと思う.

土日はさすがにだらだら過ごして,何もしていない.

候補生になったのだから,六ヶ月休むべきだと言われたが,まあ,休んでもしょうがないので,明日からまじめに,というか逆に追い込んでいこうと思う.

ところで,プロポーザルのディフェンスは以下のような流れであった.

僕が20分くらいで基本的なアイデアと構成を説明.あとは3人の教授がいくつか質問をしていく,というもの.曖昧さについての質問は意外だったが,あとは想定の範囲内です.ていうか,やる気があるのかないのか,4個くらいしか質問には答えていない.全体としては一時間弱くらいだろうか.

質問後一度部屋を退出しオフィスで待機.いちよう密議ということだが,形式的なものなのかもしれない.3分ほどで呼び出され,「簡単だった,おめでとさん」と言われる.

アドバイスは「これ,書こう」とのこと.

学部生の頃は,博論とはどんなものかと思っていたが,いまだにぴんとこない.のりとしては卒業論文とたいしてかわらない気がする.勝手にネタを出して勝手に書いている.いちようの水準に達していたら,指導教官たちは,否とは言えない.後は結局学生個人の自己判断で,終了ーとなるわけである.結局一人で書くものだという感じがするのである.

それ,おもしろくないよ,とか,そんなんでは就職できないよ,とかは教えて欲しい.