HakuTouGin

年來自分が考へた叉自分が多少實行し來りたる處世の方針は何處へ行つた。前後を切斷せよ、妄りに過去に執着する勿れ、徒らに將來に望を屬する勿れ、滿身の力を込めて現在に働けというのが乃公の主義なのである。                      「倫敦消息

2009/01/07

日記

マシュートン2001,Giannakidouなんて読むんだ?じあなきどう?

ダメットさん.ボルツァーノとブレンターノ.トツギーノ.

タイムでハンチントンが死んだことを知る.文明の衝突の人.他にも去ったのはハロルドピンター,というのは劇作家で2005年のノーベル賞.無知ゆえ名前すらしりもしない.

上の駄洒落で思い出したが,キングオブコントの決勝に出ていたなんとかチョコレートとかそんな名前のコンビのギリシャを舞台にしたコントが結構面白かった.

プロメテウスが登場しアルバイテトスをしていたと思いきやオリンポス建設のオフィリスレディアスと3対3のゴルゴンコンパニオンをしていたというお話し.ザワタミスにいってカラオケリスにいってエグザイルスを歌うとかそんなこんな.

舞台はローマと冒頭でナレーションが入るのはどうかと思うが,もちろんそんなことは気にしない.

ダメット付録のインタビューが面白いので読むが,もちろん自然言語全体の意味論を実際に作り上げるという可能性はないんですが,という発言に隔世の感を覚える.インタビューが行われたのは22年前.そうしてこうして主要言語学科に必ず意味論者が一人はいる時代がきたのである.
世の中に「お仕事なーに?」「意味論者です」と胸をはって答える人間がすごく沢山いるのである.若い分野として,どういう比較ができるだろうか.20世紀初頭の数理論理学?初頭は言いすぎであろうか,2,30年代位かもしれない.あるいは20世紀初頭の理論物理?これはもっと昔が適切であろうか?

いずれにせよ,われわれにとってのポイントは,ちょっとつめこめば先端についていけるということである.今から理論物理をやれといわれてもほぼ絶対に出来ないであろうが.

雨がやまない.