HakuTouGin

年來自分が考へた叉自分が多少實行し來りたる處世の方針は何處へ行つた。前後を切斷せよ、妄りに過去に執着する勿れ、徒らに將來に望を屬する勿れ、滿身の力を込めて現在に働けというのが乃公の主義なのである。                      「倫敦消息

2007/11/14

昔話02

ちまちまと,ランダムに,書いていきたい.読み返すとひどい文章に面くらい,これでも小説家になりたいと思ったのか,ふざけてはいけないと教えてくれる.

何を読んだのか,実家のノートを繰れば書いてあるような気がする.村上龍を足がかりに,現代日本人作家のものをとりあえず読めるだけ読んだ.バブル時代の村上龍のエッセイなどなど,おそらく今では牛乳をふきださずにはいられないだろう.そのとき読んでおいてよかったのだと思う.日本人は狩猟型民族ではなく農耕民族だとか,今,コートダジュールにいる,ほにゃららのワインは云々.とりあえず彼は『53歳のハローワーク』を出版するべきだと思う.さておき,知らない言葉がたくさんあったし,辞書を手繰りながらひたすら読んだ.広辞苑とか大辞泉のほかに三省堂のカタカナ語辞典を持っていたと.それを繰ればいいのだ,別に誰に教わらなくとも,わからないカタカナがあればそれを引けばよかった.

少しまたさかのぼる.ずっこけ三人組が好きだったが,世の中その他に本があるのかないのか,いまいちわかってもいなかったと思う.ドラゴンボールの八巻だけ家に二冊あった.あとは不二子不二夫.また漫画の話もしたい.さておき,家にそれほど本があったりしたわけではない.しかしたまたま目に届くところに吉川英治三国志の豪華本がおいてあった.それを読んだのが時代・歴史小説をよむきっかけとなった.図書館にいって本を借りる,という発想があったのかなかったのかとにかく,行動力もなかったので,吉川三国志ばかり二三回読んでいた(そこそこ長いので二三回でも結構時間がかかるのだ).高学年になると,陳瞬しんやら宮城谷昌光を図書館で借り出すようになったのだと思う.それはまだ,現代小説を読む前のことである.というのも,現代小説というのはおおむねわくわくするような読み物ではないから,当然わざわざ読む気にはならない.

今は小説をほぼ読まない.語学のため,などという不純な動機で年に数冊程度である.この世ではもうたくさん本を読むのは無理かもしれない.というのは冗談ですが.睡眠を削って小説を読む気はしない.アニメをその時間があれば見ますよ.