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Kai Bird and Martin J. Sherwin, American Prometheus: The triumph and tragedy of J. Robert Oppenheimer 2005
読了.たくさん感想がありすぎて,書く時間もない.読みながら口頭記述するマシーンが必要である.いずれにせよ,見事な描写で,読みながらはらわたが煮えくり返ったり,悲しくなったりした.
1Q84,もちろんまだ読んではいないが,の書評だかで,赤坂真理が
「私の意見では,戦後の..」
などと,「私の意見では」で文章を始めており,こいつはアメリカの高校生か,馬鹿なの死ぬの,と思った.(曖昧なだけで適切な表現の可能性もあるが,およそ大人が人様に新聞上で読ませる文章ではない.曖昧さとは,すなわち,「諸説紛々であるが,他の説を擁護する根拠は乏しく,最も正しい見解によると」という意味にとることができる,ということである.)
およそマスゴミ(僕は主にテレビを意味している)とごみのような言説で溢れかえる市井には耳をおさえて生きていくしかないと思うところがある.
ある日,先輩が新聞を読みながらこう言った「鬱だ.どうしてこんなに人々はあほやねん」俺は返した「まるで知らなかったようなことを言う」
この前のインフル騒ぎといい,犯罪者が常時いっぱい登場するマスゴミの動きがあまりにもひどいので,これはもう非常にまずい方向に進んでいるのではないか,という悪い予感がぬぐえない.
オッペンハイマーの伝記を読んで,これが自分におこらないと考えるのはおかしい.正しいこと言うと馬鹿にされるのだ.うつになる.
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