HakuTouGin

年來自分が考へた叉自分が多少實行し來りたる處世の方針は何處へ行つた。前後を切斷せよ、妄りに過去に執着する勿れ、徒らに將來に望を屬する勿れ、滿身の力を込めて現在に働けというのが乃公の主義なのである。                      「倫敦消息

2006/01/06

くだらないこと

何が下らないことか決めるのはおそらく下らない.
近頃の日本語は乱れているーと似たり寄ったりの大ボラであろう.

しかし,mixiなんぞをみて,知人等があまりにも陳腐な発言を繰り返していくのを見るは非常に心苦しい.何だろうこれは,「自分の軸」とか「目標」とか「一生懸命」とか「夢」とかを冗談でなく口に出せる人々が,自分の周囲にいるのかと思うと,ぞっとする.身近なのがぞっとする.例えば,ブッシュとかなら,彼が下らない大嘘を言っている見ていて,冗談にしか聞こえない.わお,すごいですね,と笑える.しかし,身近な人々がドラマ派生的な語彙を操って,冗談にしか聞こえないような会話を,冗談でなく,交わしているのを見ると,僕は自分がとんでもなくひとりぼっちにかんじる.