HakuTouGin

年來自分が考へた叉自分が多少實行し來りたる處世の方針は何處へ行つた。前後を切斷せよ、妄りに過去に執着する勿れ、徒らに將來に望を屬する勿れ、滿身の力を込めて現在に働けというのが乃公の主義なのである。                      「倫敦消息

2004/02/22

中島義道「「しょぼんとした祖国」でいい」『文芸春秋』2004年2月号.
白眉だ.今まで義道を見損なってきたのかと思わせるほど,俺の意見と符合する.哲学的には遥かに土俵が離れていながら,世間に対する態度がここまで類似しているとは.