HakuTouGin

年來自分が考へた叉自分が多少實行し來りたる處世の方針は何處へ行つた。前後を切斷せよ、妄りに過去に執着する勿れ、徒らに將來に望を屬する勿れ、滿身の力を込めて現在に働けというのが乃公の主義なのである。                      「倫敦消息

2006/01/20

訃報

僕はもちろんO教授と大した接点があった訳ではないが,多分二つほど演習に出ていたはずだ.ライルや科学哲学の教科書を読んだ記憶がある.印象としては,まだまだ元気で頭がよく回り,まさかその後数年でこうなるとは全く思わなかった.というか,もう退官するんだあ,と考えたような.僕ら学部生に対しては,これからはロースクールに行きなさい.試験で英語と論理的思考力を試すなんて,まさにわれわれにうってつけじゃないですか,などとおっしゃっていた.いろいろと教育に心砕いていたという噂も聞いたことがある.合掌.