HakuTouGin

年來自分が考へた叉自分が多少實行し來りたる處世の方針は何處へ行つた。前後を切斷せよ、妄りに過去に執着する勿れ、徒らに將來に望を屬する勿れ、滿身の力を込めて現在に働けというのが乃公の主義なのである。                      「倫敦消息

2004/03/02

あれ.もう三月.
昨日は学校へ行く.手持ちにない邦訳や雑誌をチェック.

デイヴィドソン,「真理と知識の斉合説」丹治信春訳『現代思想』, 1989. 6.
柴田正良,「信念の実在性について」『現代思想』, 1989, 6.

柴田論文などもぱらぱらと読んでみると,僕のデイヴィドソン解釈は変でなさそうだ.自分の路線に間違いがないことを確認できてよか.

そして借りてくる.

Sellars, W., 1997, Empiricism and the philosophy of mind, harvard.

ローティが序文を書いて,ブランダムがスタディガイドを書いている新しいやつ.こりゃあいい.ローティの序文を読むと,大きな哲学物語の中にいる気がして楽しい.僕は幻だと思ってるけど,というか,ヘーゲルとカルナップを一度に語れる日が来ようとこまいと,しょうがないんじゃないかと.いっぺんまたまとめてこんな話をしてみよう.

ローティ,1993, 『哲学と自然の鏡』産業図書.
ドーキンス,1995, 『遺伝子の川』草思社.(サイエンス・マスターズ)

デネットのサイエンスマスターズと違って,こちらは読みやすいしよい.なんでデネットの本が売れたのかがほんと謎だ.鬼むづいやん.『解明される意識』とか.優れたポップフィロソフィーは日本だけじゃなく世界中で必要なんじゃないか?まあ,なんにせよ僕の路線は明らかにデネットを追っかけるだけです.