HakuTouGin

年來自分が考へた叉自分が多少實行し來りたる處世の方針は何處へ行つた。前後を切斷せよ、妄りに過去に執着する勿れ、徒らに將來に望を屬する勿れ、滿身の力を込めて現在に働けというのが乃公の主義なのである。                      「倫敦消息

2008/04/10

ストライキ

良かれ悪しかれ巨大なライターリポートをごらんの全国一千万の哲学ファンの皆様ならご存知でしょうが,マギルの大学院生TAがストライキに突入したとか!!

これは驚きました.どれくらい貰っているのか,どれくらいの労働量なのか,そこはちょっと知りませんが,まあそういう可能性も常にあるんだなあ,と.

公立の大学のTAなんて一年通して生活費を払うと生活の仕方によっては足が出る,かもしれない,程度しかもらってません.お金じゃない,と言い聞かせるしかないわけです.うちはだいたいTA一人生徒80人くらい担当なので,結構きつい,安い(物価が高いので),部類に入ると思います.
俗物ですが,意外にお金を欲しがらないので良かったなあ,というくらいです.

もちろん,ありがたい話ですが.二本で苦学生をする勇気はありませんでした.

ところでちょっと内部情報を流出させていきますが,今年,就職状況は厳しいそうです.

一般的にだいたい80とか,とにかく空きがある大学・ポスドクにはすべて応募するのが当然ですが,それでAPAにて面接までこぎつけるのはほんの一部です.一つでも二つでも面接がもらえたらありがたい,位で.そして,大学のほうへ行って最終面接をするまでこぎつけるのは,数百人のうちの一人二人なんでしょう.五人くらいPhD今年でてるんですが,今のところ2人だけ,ほぼ決まって,あとはほとんどなしのつぶてのようです.それも短い講師的な職ですけどね.
私大はものすごく給料がいいようですが...

やはり俺みたいなもんが,何らかの職・ポスドクを得るには,ぶっちぎるしかない,という感触がします.有無をいわさないくらい優秀でないと,どうしようもない,のでしょう.極東アジア人・男なんてうんこですからね.なんのあれもない.